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NISAの金融機関変更のやり方|証券会社を移すときの注意点を解説

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先に結論:NISA口座は「1年に1回」金融機関を変更できます。 ただし、その年にすでにNISAで買い付けをしていると、その年は変更できず翌年からになります。また、今持っている商品は新しい金融機関へは移せない点に注意が必要です。

「NISA口座を作ったけれど、別の証券会社のほうが手数料やポイントがお得そう…」。そんなときは、NISAの金融機関を変更できます。ただしいくつかのルールと注意点があるので、この記事で初心者向けにわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • NISAの金融機関は変更できるのか
  • 変更できるタイミングとルール
  • 変更手続きの流れ
  • 変更前に知っておくべき注意点

カブ太くん

一度NISA口座を開いたら、もうその証券会社でずっと使い続けるしかないんでしょ?変更なんてできないよね?

フクさん

そんなことはないよ。NISA口座は1年に1回、別の金融機関に変更できるんだ。ただし「その年にもう買い付けをしていると、その年は変えられない」などのルールがある。仕組みを知っておけば、損なく乗り換えられるよ。

NISAの金融機関は変更できる

NISA口座は、1人につき1つの金融機関でしか持てません。ただし、1年単位で金融機関を変更することが認められています。「最初に選んだ証券会社が合わなかった」「もっとポイント還元の良いところに移したい」という場合でも、ルールに沿えば乗り換えが可能です。

ただし、後で詳しく説明するように、今持っている商品ごと引っ越せるわけではない点には注意が必要です。

変更できるタイミングとルール

金融機関の変更には、決められた期間とルールがあります。

項目内容
変更の頻度1年(暦年)に1回
手続き期間の目安変更したい年の前年10月1日〜変更したい年の9月末ごろ
重要な条件その年にNISA口座で1度でも買い付けをしていると、その年は変更不可(翌年から)

いちばん間違えやすいのがこの「その年に買い付けをしていると変更できない」というルールです。たとえば今年すでにNISAでつみたて投資をしている場合、今年中の変更はできず、変更は来年分からになります。「来年から別の会社で始めたい」と思ったら、早めに手続きを始めておくのが安心です。

変更手続きの流れ

大まかな流れは次のとおりです(具体的な書類名は金融機関により異なります)。

  1. 今の金融機関に「金融機関変更」を申し出る → 「勘定廃止通知書」などの書類が送られてくる
  2. 新しく使いたい金融機関でNISA口座開設を申し込む → 上記の書類を提出する
  3. 税務署の確認を経て、新しい金融機関でNISA口座が開設される

書類のやり取りと税務署の確認があるため、手続きには数週間かかるのが一般的です。時間に余裕を持って進めましょう。

→ 乗り換え先の証券会社選びの参考に:初心者におすすめのネット証券5選を比較【2026年版】

カブ太くん

よし、新しい会社に変更すれば、今まで積み立てた投資信託も全部そっちに引っ越しできるんだね!まるごと移動だ!

フクさん

そこが勘違いしやすいポイントなんだ。今まで買った商品は、新しい金融機関へは移せないんだよ。前の口座にそのまま非課税で置いておくことはできるけど、引っ越しはできない。だから乗り換えは「新しく買う分を新しい会社で」という形になるんだ。

変更前に知っておくべき注意点

1. 今持っている商品は移せない

これがいちばん重要です。変更前の金融機関で買った投資信託などは、新しい金融機関に移すことはできません。 前の口座に置いたまま非課税で保有を続けることはできますが、商品ごと引っ越すことはできない、と覚えておきましょう。結果として、2つの金融機関に資産が分かれて管理が少し煩雑になる点はデメリットです。

2. 非課税の生涯投資枠は引き継がれる

新NISAの生涯投資枠(1,800万円)は、金融機関が変わっても引き継がれます。枠は国(税務署)が個人ごとに管理しているため、金融機関を変えても「枠がリセットされて増える」わけではありません。

なお、前の金融機関に置いたままの商品を売却した場合も、非課税枠は無駄になりません。売却した分の非課税枠(買ったときの金額=取得価額ベース)は翌年になると、今使っている金融機関側で再利用できます。枠は証券会社ごとではなく国が個人ごとに管理しているため、「旧口座で売った分」も「新口座で使える枠」として復活する、というイメージです。

→ NISAの枠の仕組みはこちら:新NISA完全ガイド|旧NISAとの違いと賢い使い方

3. 手続きに時間がかかる

書類のやり取りと税務署の確認で数週間かかります。「来年から新しい会社で積み立てたい」なら、前年のうちに動き出すのが安心です。

こんな人は金融機関の変更を検討してもよい

  • クレカ積立のポイント還元率が、今の会社より高いところに移りたい
  • 買いたい投資信託が、今の金融機関では取り扱っていない
  • アプリやサイトが使いにくく、別の会社のほうが操作しやすい

逆に、「なんとなく」で頻繁に変えるのはおすすめしません。資産が分散して管理が大変になるため、変更は「明確なメリットがあるとき」に絞るのが賢明です。

カブ太くん

変更できるとわかって安心したよ。でも資産が2つに分かれちゃうのか…。よし、僕は明確なメリットがあるときだけ、計画的に変更することにするよ!

フクさん

いい心がけだね。最初の口座選びで迷わないことがいちばんだけど、もし変えたくなっても道はちゃんと用意されている。あわてず、ルールを確認しながら進めれば大丈夫だよ。

よくある質問

Q:金融機関を変更したら、前の口座の商品は売らないといけませんか?

売る必要はありません。前の金融機関のNISA口座に置いたまま、非課税で保有を続けられます。ただし新しい金融機関へ移すことはできないため、資産が2つの口座に分かれる形になります。

Q:今年すでに積み立てをしていますが、来年からの変更手続きはいつからできますか?

変更したい年の前年10月1日から手続きできます。書類のやり取りと税務署の確認で数週間かかるため、年内の早めの時期に始めておくと安心です。

Q:金融機関を変更すると、生涯投資枠(1,800万円)はどうなりますか?

そのまま引き継がれます。枠は金融機関ではなく国が個人ごとに管理しているため、変更してもリセットされたり増えたりすることはありません。

まとめ

ポイント内容
変更できる?できる(1年に1回)
タイミングの注意その年に買い付け済みだと、その年は変更不可
手続き旧口座で廃止書類→新口座で申込→税務署確認(数週間)
最大の注意点今持っている商品は新口座へ移せない(資産が分かれる)
生涯投資枠金融機関が変わっても引き継がれる

NISAの金融機関は変更できますが、「保有商品は移せない」「その年に買い付けていると変更できない」といったルールがあります。頻繁に変えるものではないので、ポイント還元や商品ラインナップなど明確なメリットがあるときに、計画的に手続きするのがおすすめです。なお、具体的な手続き方法や必要書類は金融機関によって異なるため、最新の情報は各社の公式サイトで確認してください。