投資において、時間は最大の武器です。複利の仕組みを理解することで、早く始めることがいかに重要かがわかります。シミュレーションを通じて、積立投資の威力を実感してみましょう。
この記事でわかること
- 複利と単利の違い
- 月3万円・5万円・10万円の積立シミュレーション
- 早く始めることがどれほど有利か
- 新NISAを使うと税金でどれだけ得するか
複利とは?単利との違いで理解する
単利とは、最初に預けた元本にだけ利息がつく計算方法です。
複利とは、利息が元本に加算され、その合計額に対してさらに利息がつく計算方法です。長期になるほど複利の効果は大きくなり、これを「複利の力」と呼びます。
単利と複利の比較(100万円を年利5%で運用した場合)
単利:元本 × 年利 × 年数 で計算
複利:元本 × (1+年利)^年数 で計算
たとえば100万円を年利5%で運用した場合の違いを見てみましょう。ポイントは毎年「何に」5%をかけるかです。
1年後
- 単利:100万円 + 100万円 × 5% = 100万円 + 5万円 = 105万円
- 複利:100万円 + 100万円 × 5% = 100万円 + 5万円 = 105万円(1年目は同じ)
2年後
- 単利:105万円 + 100万円 × 5% = 105万円 + 5万円 = 110万円(2年目も元本にだけ利息がつく)
- 複利:105万円 + 105万円 × 5% = 105万円 + 5.25万円 = 110.25万円(2年目は「1年目の残高105万円」に利息がつく)
単利は毎年必ず「元本100万円」に5%をかけます。複利は毎年「前年の残高(元本+これまでの利息)」に5%をかけるため、年が経つほど雪だるま式に増えていきます。
| 年数 | 単利 | 複利(年利5%) |
|---|---|---|
| 1年後 | 105万円 | 105万円 |
| 5年後 | 125万円 | 127.6万円 |
| 10年後 | 150万円 | 162.9万円 |
| 20年後 | 200万円 | 265.3万円 |
| 30年後 | 250万円 | 432.2万円 |
30年後には、単利と複利で182万円もの差が生まれます。
📊 単利 vs 複利 比較グラフ(100万円・年利5%)
投資信託のインデックスファンドは利益が自動的に再投資されるため、まさにこの複利効果を最大化できます。
→ インデックスファンドとは:投資信託とは?初心者向けに解説
→ 詳しくは毎月分配型ファンドは初心者に向かない?仕組みとデメリットを解説
積立×複利でどれだけ増える?シミュレーション(年利5%・複利計算)
毎月一定額を積立て、年利5%で複利運用した場合のシミュレーションです。
参考として、米国株式インデックス(S&P500)の過去20年間の年平均リターンはおおよそ7〜10%(ドルベース・税引き前)とされています。為替や手数料の影響を考慮し、ここでは保守的に5%で試算しています。
注意:年利5%はあくまで想定値です。実際の投資では年によって増減し、元本割れの可能性もあります。あくまで参考としてご覧ください。
月3万円積立シミュレーション(年利5%・複利計算)
| 積立期間 | 積立元本 | 運用総額 | 運用益 |
|---|---|---|---|
| 10年 | 360万円 | 約465万円 | +105万円 |
| 20年 | 720万円 | 約1,232万円 | +512万円 |
| 30年 | 1,080万円 | 約2,495万円 | +1,415万円 |
📊 月3万円積立の資産推移(元本+運用益)
月3万円を30年続けると、元本の2.3倍以上になります。
月5万円積立の場合
| 積立期間 | 積立元本 | 運用総額 | 運用益 |
|---|---|---|---|
| 10年 | 600万円 | 約775万円 | +175万円 |
| 20年 | 1,200万円 | 約2,054万円 | +854万円 |
| 30年 | 1,800万円 | 約4,161万円 | +2,361万円 |
月10万円積立の場合
| 積立期間 | 積立元本 | 運用総額 | 運用益 |
|---|---|---|---|
| 10年 | 1,200万円 | 約1,549万円 | +349万円 |
| 20年 | 2,400万円 | 約4,107万円 | +1,707万円 |
| 30年 | 3,600万円 | 約8,322万円 | +4,722万円 |
なぜ「早く始めること」が重要なのか
「まだ若いし、もう少し後でいいか」と思っていませんか?実はこれが最大の損失になります。
開始年齢の差(月3万円・65歳まで・複利計算)
| 開始年齢 | 積立期間 | 運用総額 |
|---|---|---|
| 25歳 | 40年 | 約4,578万円 |
| 30歳 | 35年 | 約3,435万円 |
| 35歳 | 30年 | 約2,495万円 |
| 40歳 | 25年 | 約1,774万円 |
25歳スタートと35歳スタートの差:約2,081万円!
📊 開始年齢別・65歳時点の資産額(月3万円・年利5%・複利計算)
同じ月3万円を積立てても、10年早く始めるだけで2,000万円以上の差が生まれます。これが「今すぐ始める」べき最大の理由です。
新NISAを活用すると税金でどれだけ得するか
月3万円・20年積立・年利5%・複利計算の場合:
| 課税口座 | 新NISA | |
|---|---|---|
| 積立元本 | 720万円 | 720万円 |
| 運用益(税前) | 512万円 | 512万円 |
| 税金(約20.315%) | -104万円 | 0円 |
| 手取り運用益 | 408万円 | 512万円 |
📊 新NISAと課税口座の比較(月3万円・20年・年利5%・複利計算)
新NISAを使うだけで約104万円の差が生まれます。同じ積立をするなら、必ずNISA口座を使いましょう。
→ 新NISAの詳しい説明:新NISA完全ガイド
目標別・必要積立額の逆算
目標:65歳までに2,000万円(年利5%想定)
| 現在の年齢 | 必要月額 |
|---|---|
| 25歳 | 約13,100円 |
| 30歳 | 約17,500円 |
| 35歳 | 約24,000円 |
| 40歳 | 約33,700円 |
| 45歳 | 約49,100円 |
注意点:シミュレーションはあくまで予測
年利5%が毎年継続すると仮定した場合のシミュレーションです。実際の投資では年によってリターンは大きく変わり、マイナスになる年もあります。大切なのは「相場が下がっても積立を続けること」です。
→ 積立を続けるコツ:ドルコスト平均法とは?積立投資が最強な理由
まとめ
- 時間が最大の武器:早く始めるほど有利
- 月3万円でも20年で1,232万円になる
- 新NISAで非課税にすると手取りがさらに増える
→ 積立設定のやり方:SBI証券で積立設定する方法
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