「S&P500って聞くけど、何に投資しているの?」「オルカンとどっちがいいの?」——投資を始めようとすると、必ずと言っていいほど出てくる疑問です。
この記事では、S&P500インデックスファンドの仕組みから選び方まで、初心者にもわかるよう徹底解説します。
この記事でわかること
- S&P500とは何か(どんな企業に投資するか)
- S&P500の過去リターン・年平均利回りの実績
- S&P500ファンドとオルカンの違い
- 代表的なS&P500ファンドの比較
- 初心者はS&P500とオルカン、どちらを選ぶべきか
S&P500とは何か?
S&P500(エス・アンド・ピー・ゴヒャク) とは、アメリカの主要な株式取引所(NYSE・ナスダック)に上場している企業の中から、時価総額・流動性・財務健全性などの基準で選ばれた500社で構成される株価指数です。
「Standard & Poor’s(スタンダード・アンド・プアーズ)」という格付け会社が算出・管理していることからこの名前がついています。
S&P500に含まれる主な企業
| ランク | 企業名 | 業種 |
|---|---|---|
| 1位 | Apple(アップル) | テクノロジー |
| 2位 | Microsoft(マイクロソフト) | テクノロジー |
| 3位 | NVIDIA(エヌビディア) | 半導体 |
| 4位 | Amazon(アマゾン) | EC・クラウド |
| 5位 | Alphabet(グーグル親会社) | テクノロジー |
これらの世界的大企業を含む500社に、1本のファンドで一括投資できるのがS&P500インデックスファンドの魅力です。
S&P500の過去リターン・長期パフォーマンス
S&P500は過去70年以上にわたって成長を続けてきた指数です。主要な期間の年率リターン目安をまとめました。
| 期間 | ドルベース・年率(参考値) | 円ベース・年率(参考値) |
|---|---|---|
| 直近5年 | 約12〜16% | 約15〜20% |
| 過去10年 | 約11〜14% | 約14〜17% |
| 過去30年 | 約10〜10.5% | 約12%超 |
| インフレ調整後(長期) | 約6.5〜7% | ― |
※ 過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。 ※ 円ベースの数値は近年の円安効果を含みます。円高局面では円換算リターンが下がる場合があります。
リーマンショック(2008年)やコロナショック(2020年)など、大きな下落を何度も経験しながらも、長期的には回復・上昇を繰り返してきた歴史があります。
データ参考:myindex、楽天証券、GPIF公開情報など
S&P500とオルカン(全世界株式)の違い
初心者がよく迷うのが「S&P500にするか、オルカン(全世界株式)にするか」という選択です。
| 比較項目 | S&P500 | オルカン(全世界株式) |
|---|---|---|
| 投資対象 | 米国株のみ(500社) | 世界約50か国・3000社以上 |
| 米国比率 | 約100% | 約60〜65% |
| 地域分散 | 低い(米国集中) | 高い |
| 過去リターン | 高め | やや低め(米国以外が含まれるため) |
| リスク | 米国経済に左右される | より分散されている |
どちらが正解かは人によって異なります。
- 「米国経済の成長を信じる」→ S&P500
- 「世界全体に分散したい」→ オルカン
- 「どちらか迷う」→ オルカン(米国比率が高いので実質似た動き)
→ オルカンの仕組み・過去/期待リターン・評判を詳しく知りたい方は:オルカン(全世界株式)とは?
代表的なS&P500インデックスファンド比較
日本で購入できる主要なS&P500ファンドを比較します。
| ファンド名 | 信託報酬(年) | 特徴 |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.09372% | 業界最低水準のコスト、純資産額トップクラス |
| SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 0.0938% | バンガード社のVOOに連動、SBI証券に強み |
| 楽天・S&P500インデックス・ファンド | 0.077% | 低コスト、楽天証券との相性良し |
| iFree S&P500インデックス | 0.198% | 大和アセットマネジメント運用 |
どれを選べばいい?
SBI証券で積立する場合は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」または「SBI・V・S&P500」がおすすめです。
どちらもコストが非常に低く、長期保有に適しています。大きな差はないため、純資産額が大きく実績のある eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) を選ぶ人が多いです。
S&P500ファンドのメリット・デメリット
メリット
- 世界最強の経済大国・米国への投資 ができる
- コストが低い(年0.1%未満のファンドが多い)
- 流動性が高く、安心して長期保有できる
- 新NISAのつみたて投資枠対応ファンドが多い
デメリット
- 米国一国集中リスク がある(米国経済が低迷すると打撃大)
- 為替リスク がある(円高になると円換算での評価額が下がる)
- 新興国の高成長を取り込めない
新NISAでS&P500を積み立てる方法
- SBI証券で口座開設・NISA口座を開設
- 「つみたて投資枠」または「成長投資枠」を選択(どちらでもS&P500ファンドは購入可能)
- 「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を検索
- 毎月の積立金額を設定(100円〜)
- 三井住友カードで引き落とし設定するとVポイントも貯まる
まとめ
S&P500インデックスファンドは、世界最大の経済大国・米国の優良企業500社にまとめて投資できる、初心者にも人気の高いファンドです。
- S&P500:米国集中だが過去リターンは高め
- オルカン:世界分散でリスクを抑えたい人向け
- どちらも正解。迷ったらオルカンを選ぼう
- コストは年0.1%未満のファンドを選ぶのが基本
長期・積立・分散の原則を守って、S&P500ファンドをコツコツ積み立てていきましょう。
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